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ヴィクトール・フランクルは決断と態度の自由の能力で生きる意味を掴めと言う [心理学]

 ウィーン出身の精神医学者ヴィクトール・フランクルは、自分と妻、兄弟と親が強制収容所に連行された事を機に、自殺の防止と抑鬱の治療を専門に研究しだした。フランクルはそこで3年間を過ごし、ここに集められた者達の唯一の生残りとして、多くの災厄と損失に耐えた。後の著書『「生きる意味」を求めて』(1946年)で、フランクルは、人間には苦しく破滅的な状況を耐え抜き前進する為の2種類の力があると言う。それは決断の能力と態度の自由の能力だ。フランクルは、私達が環境や出来事に左右されるだけの存在では無いと言う点を強調する。それらが私達をどう形作るかを決めるのは、私達自身だ。苦しみでさえ、私達がどう解釈するかに応じて、違って感じられるようになる。

 フランクルは、自分の患者で亡くなった妻を寂しく思う余り、苦しんでいる男のケースを挙げている。もし患者の方が先に死んでいたらどうなっていたのかかとフランクルが問うた所、自分の妻も同じように困難を感じていたろうと患者は答えた。フランクルが指摘するのは、患者は自分の妻に深い悲しみを与えまいと気遣ってきた訳だが、今やその悲しみを自部自身が被らねばならないと言う事だ。苦しみは、その意味を与えられる事で、耐えうるものとなる。「苦しみは、その意味をみいだされた時に苦しみではなくなる」。

 フランクルに言わせれば、意味とは私達が「案出するのではなく、見出す」ものであり、それを私達は生きる中で、外部に見出さねばならない。私達は生きる中で、愛を通して、創造行為を通して、そして物事を見る選択を通して意味を見出す。

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