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心理療法の扉を開いたジクムント・フロイト [心理学]

無意識の世界に光を当て、そこからの個人の解放によって、精神疾患に対する手法をフロイトは切り開いた。
1885年にジャン=マルタン・シャルコーによって催眠術を使って精神疾患に効用を齎した事が注目された。
シャルコーは、ヒステリーは神経系の異常によって惹き起される神経的錯乱はであるとし、この考えがヒントになってフロイトが無意識の世界に光を当てる切欠となった。
患者に単にその幻想や幻覚を物語るよう求めるだけで、患者の精神疾患を著しく改善していた医師ヨセフ・ブロイアーと出逢い、友となり精神疾患(現在は患者の意識から締出している過去において生じたトラウマ的な体験の帰結)治療に当って共同研究者となった。
何時しか、2人の見解に相違が生じ、フロイトは独力で精神分析の着想と技法とを発展させ続けた。
フロイトの考えは「ある考えや記憶、衝動が、意識的精神が耐えるには余に強すぎるか、不適切な時、それらは抑圧され、私達の本能的衝動に並行する無意識の内に貯蔵される。これによってそれらは、直接的意識によってはアクセス出来ないものとなる。無意識は黙せる侭に個人の思考と行動を方向付け、無意識的思考と意識的思考の違いは精神的緊張を産み、この緊張は、精神分析を通じて抑圧されていた記憶が意識の内に入る事を許されるようになった時に、初めて解き放たれる」と言うものであった。
フロイトは生理学者エルンスト・ブリュッケが「他の有機体と同様に人間も本質的にはエネルギー系であり、エネルギー保存の法則から逃れられない」の説に賛同し、心的過程に適用して「精神エネルギー」の考えを持つ。
更に進化して、動機付けとなる衝動を生出す意識構造として自我(エゴ)・エス(イド)・超自我(スーパーエゴ)を提唱した。
エスは快楽原則に従い、自我は現実原則を承認し、超自我は判断力であり、良心・罪悪感・羞恥心の源泉として働き、これによってエスや自我をコントロールしていると考えた。
無意識の中には膨大な量の相争う力が渦巻き、生の衝動と死の衝動に加えて、抑圧されている記憶と情動の強度や私達の抑圧された現実の見方に備わる矛盾も内包されていて、これらの対立し合う諸力から生じる葛藤こそが人間の苦しみの根底に潜む心理的葛藤であって、人が不安や抑鬱、神経症その他の不満で居る原因と考えた。
その治療にフロイトは無意識に潜む葛藤を重視し、抑圧されている記憶から解放して患者の心的苦痛を和らげるべく務めた。
無意識的思考は、事象を理解する際に参照する枠組みや自ら創造するシンボル等を経由して語り掛け、分析者は媒介者として振る舞い、それまで語られる事の無い思いや耐え難い感情の表出に手助けを行う。
無意識へ接近する手段として「夢判断」が重んじられるが、その解析にフロイトの夢を実験資料とした。
無意識に接近する手段として言い間違いと自由連想法を重視した。
言い間違いは、言葉に関わる誤りで、「口が滑る」ことで、結果的に抑圧されている信念や思考、感情が露わになることで、本人が意図せずに本当に感じている事をうっかり露にしてしまう事を言う。
自由連想法では患者に「ある単語」を聞かせ、それを聞いた時に最初に浮かんだ言葉を促されて、その侭述べさせる方法で、私達の精神は自動連想法によって動かされて居て、促されて「隠された」思考は意識的精神を中断する前に声を発してしまう事を利用している。
精神分析者はこれらの手法で無意識の世界を開放し、抑圧された精神を開放する助けをする。
1908年にフロイトは精神分析学会を設立したが、現在では22の学派に分派しているが、その中心にあるのはフロイトの考え方である。
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