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哲学から心理学の誕生へ [心理学]

ここまで、心理学の誕生に寄与した14人の哲学者(聖職者も含む)の概略を記述した。

1つはギリシャから論じられていた心と幸福の問題から派生した認識を含む意識から無意識へと議論が進んだ。

ファリア師によって催眠が取り上げられ、19世紀に入って医師が治療に催眠を含む無意識を取り上げた。


17世紀半ばにデカルトが「情念論」を出版し、心身の分離を主張し、19世紀初めにヘルベルトは自ら著した「心理学の教科書」の中で心の力動性を、意識と無意識を用いて叙述した。

19世紀中頃にはキルケゴールはその著「死に至る病」で実存主義の始まりを画し、チャールズ・ダーウィンが「種の起源」の中で、私達のあらゆる特徴は遺伝的なものだと主張し、神経外科医のブローカは大脳半球の左右で機能が分離されている事を発見し、フランシス・ゴルトンは「遺伝的資質」における研究で、生まれより育ちが重要だと主張している。

19世紀後半半ばになると、ウェルニッケが大脳の特定領野へのダメージが特定の技能を喪失させる事を証明し、シャルコーは「大脳系の疾患に関する講義」をプロデュースし、ヴントはドイツのライプツィヒ大学内に世界初の心理学実験室を創設し、クレベリンは「精神医学の教科書」を刊行した。

19世紀最終盤にエビングハウスはその著「記憶について」で、無意味綴りの学習実験の詳細を明かにし、スタンレー・ホールが「アメリカ心理学雑誌」の第1版を刊行し、ジャネはヒステリーには人格の分離と分断が含まれると示唆し、「心理学の父」と称されるウィリアムジェイムズが、『心理学原理』を刊行し、ビネは世界初の心理診療所を解説した。


こういう経緯を辿って、哲学・宗教・医学夫々が複合して心を扱う学問として心理学が生れた。

21世紀に入った今、脳神経科学が大きく明らかとなり、20世紀に出現した半導体によるITも急速な発展を遂げ、AIによる脳の機能の置き換え研究も進んでいる。

幾世期か後には、機械による脳機能が解明されるかも知れないが、それは我々の十数世代後の話であろう。




このブログと同じく力を入れていますので、楽しんで頂ければ幸いです

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